信楽陶器の季節

お皿にもようをつけてみる
お皿にもようをつけてみる

5月がやってきました!
少し気温も上がって、こどもたちはすでに半袖&裸足。

アトリエでは毎年この季節に信楽陶器をつくります。アトリエには残念ながら窯がないので、焼成は信楽の窯元にお願いします。


ひんやり冷たい土。ひとり1キロをわたすので、ちいさなひとたちには結構な重量感です。

 

「1200°の火で焼くから丈夫になるし、できあがったらお水がかかっても大丈夫なんだよ」「お料理ものせられるよ」と言うと、初めての子たちは眼をまるくします。粘土なのに?今こんなに手につくのに?

思い思いにつくっていく過程で、ずんずんと進むひと、細かい細工に熱中するひと、思い通りにいかなくて作ってはまた壊し作るをくりかえすひと、いろんな場面があらわれます。

もっと粘土ちょうだい〜!というひとがいる一方で、立体的なもの、じぶんにまとわりついてくる土といったものの質感が苦手なひともいます。

この黒い土が乾いて灰色になり、そして焼かれてまったくちがう質感と釉薬の色になって帰ってくる。それは想像を超える経験です。


いつか全部のプロセスをみんなで体感できたらいいなと夢みています。というわけで、畑の一部に素焼きができる小さな窯を作ろうか?!と思案中。数年後にはかなうかな?